車検が重要な理由って?車検に必要な書類から検査の内容まで
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車検はなぜ重要か
国が定めた道路運送車両法によって義務付けられている車検。
車検とは、日本の道路を運行する自動車が国の定めた基準に適合しているかどうかを定期的に検査し、確認する制度です。車検がなぜ重要かというと、理由は大きく2つあります。
1つ目は、保安上の理由からです。自動車は便利な一方で、一歩間違えると大事故を引き起こす危険性を孕んでいます。それを防ぐために定期的な点検・整備が必要になるのです。
2つ目の理由は、公害防止です。安全かつ環境に良い状態であるかをチェックし、公害の発生を未然に防ぐ必要があります。
車検に必要なもの
車検の際に必要となるものは、店舗に依頼する場合と、自分でユーザー車検を受ける場合とで異なります。
店舗に依頼する場合は、自動車検査証・自賠責保険証・自動車税納税証明書・使用者の印鑑・車検費用が必要です。ただし、自動車税を滞納していない場合や、自動車税を納付してから3週間経過している場合は、自動車税納税証明書を省略することができます。
自分でユーザー車検を受ける場合は、さらに自動車検査証・自動車重量税納付書・継続検査申請書・定期点検整備記録簿が必要です。
車検の内容
車検の検査内容は大きく9つに分類され、これらの検査内容が保安基準を満たしていない場合には不合格となります。
検査は車検証と車が一致しているかどうかの確認から始まり、灯火類やタイヤなど外観の検査、車内の検査をし、公害防止のための排気ガスの検査へと進みます。続いて、タイヤの横滑りを測定するサイドスリップ検査、スピードメーターと実際の速度に誤差が生じていないかをチェックするスピードメーター検査、ヘッドライト検査、ブレーキ検査、最後に検査員が下廻りの検査をして終了となります。